排便管理、ブリストルスケールについて
[2023.10.02]
排便管理の基本は客観的な指標をもとに、便の硬さ、量、間隔、いきみの有無などを評価し、毎日の排便日誌をつけるところから始まります。
人によって普通便の定義は様々です。バナナ状が普通と思っている人もいれば、ひび割れた硬めがちょうどいいと思っている人もいます。
軟便、硬便、普通便など、個人の主観に頼らず、利用者本人に関係する多職種や家族が同じスケールで評価し、認識を共有することが大切です。最近は在宅医療や介護サービスでも、便形状の指標としてブリストルスケールで評価されることが徐々に増えてきました。
医療、介護に携わる多職種の人であれば誰でも、「普通便が中等量でた」と言わずに、「スケール4の普通便が片手1杯以上でている」と言えるようになれば、素晴らしいことです。